第2章 リアルで乙女ゲー!?
生徒「え!?本当に猪瀬さん!?」
男子「可愛い!」
女子「べ、別人!」
すごい迫ってくるクラスメイトの壁
美咲はどんどん壁に追いやられ
そしてどんどん花依の後ろに隠れる
美咲「あ、あの………」
花依「み、美咲ちゃんはもともと
可愛かったよ!?ちょっと恥ずかしがりやで
見せなかっただけで……」
花依の焦ったフォローで
なおさらみんなを焚きつけた
しまった
美咲は圧迫で苦しくなっていた
すると
2つの手が美咲の腕を掴み
引っ張った
美咲「ぅわあ!」
五十嵐/七島「これはだめ」
2人だった
2人とも少し真剣な顔立で
美咲の手首をしっかり握っていた
え?
一瞬、静まり返った
でも、すぐパッと手を離し
スタスタと席に向かう2人
ガラガラッ
先生「席つけー」
午後の時限が始まった
みんなしかたなく席に座るが
視線は花依と美咲に向けられていた
その美咲はというと
美咲(こ、これはダメって……
やっぱり似合わなかったかな…
私、だめだった!?)
と、へたれていた