第1章 衝撃!私の友達の悲しみと
生徒一同「えーーーっ!!!」
なにがあったの!?
本当に芹沼か!?
とクラスは大騒ぎ
花依に詰め寄りすぎて
後ずさりする
ぐいっ
すると後ろに引き寄せられた
五十嵐「みんなやめてやれよ!
怖がってるだろ?」
花依「ありがと」
お礼をする花依に頬を赤くしてしまった
男子1「痩せたら可愛いとか漫画かよ。
なあ、七島!
七島?」
茶化す男子が七島に同意を求めたが
当の本人は綺麗に変わった花依に見とれていた
あーちゃん「そういえば、美咲ちゃんは?」
そうだね、いないね
なんて周りが話し始めた
花依「美咲ちゃんなら一緒に来たよ?
えーっと、いた!」
みんなで一斉に花依が指さした方に視線を
送る
そこには教室の扉の向こうに
少しだけ見えるスカートの裾
美咲しゃがみ込み隠れていたのだ
花依「美咲ちゃん!出ておいでよ!」
美咲「い、いや!やっぱり無理だった!
私、か、帰る!」
花依「大丈夫だよ!ね?」
涙目になる美咲が花依を見ると
優しく微笑んでいた
優しいなー
だから安心するんだ…
やっぱり、敵わないなーと
美咲も微笑んで
差し出された手を取った
出てくるとわかり、あーちゃんが
「美咲ちゃんも久しぶりだ…ね………」
え?
今度はクラスが静かになった