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【ヘタリア】周波数0325【APH】

第4章 夢かうつつか?


「そういうことでしたら……お断りするわけにもいきませんね」

渋々と菊は頷いた。

「ありがとうございます」

本当は、お風呂での事件への罪悪感のようななにか――それも動機だった。

しかし口にするのも恥ずかしいため

――菊自身が呼び捨ての件も含め、なにも言ってこないため――

私は黙って、清純な女の子よろしく微笑していた。

それでは、と菊が口を開く。

「異変について、もう少し具体的な話をしましょう」

言いながら、一枚の紙を私にさしだした。

……あれ?

紙上部に『極秘』といかついハンコが見えるんですが。
ちょっと本田さん大丈夫なのこれ。



紙には3つの異変が、簡単にまとめられていた。

その文字量は多くはない。

こともなげに、菊は口を開いた。
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