第3章 名前

ーーーそして泣き疲れたニエは気付けば、弔猿の背中を抱きしめて寝ていた。毛皮を掴み、離れないニエ


弔「はぁ〜〜っ;ひとしきり泣いて寝やがったわ;しかし、何故そこで寝る？まったく餓鬼というのは……はぁ…(お前は何かを勘違いしているようだが、あの時は怒っていたのではない。我も…呼ばれるのは久々なのだ…だから急に呼ばれてびっくりしただけだ)……この早とちりめ。次は助けんからなニエ…」