第6章 ヘアチェンジ
「その服、どーしたの?」
パーティーの為に私が片付けた部屋で、ズボンを膨らませた京ちゃんがシャッターを切り続ける。
フラッシュが眩しくて、ボサボサの前髪で隠れてない京ちゃんの目がキラキラし過ぎていて、私の興奮を煽る。
「秘密にしててごめんね、私のバイト先、ここなの」
「えっ!?」
カメラを取り落としそうなくらい動揺してる京ちゃんに私の方が驚く。
何か悪いこと、言っちゃった?
「そ、その格好で、他の男に、ご主人様とか言ってるってこと!?」
「そ、そりゃそうだけど、バイトなんだし。
京ちゃんを喜ばせてあげたくて」
慌てて言い訳するけど、京ちゃんはわざわざカメラを置いてにじりよってきた。