第3章 コンタクトレンズ
「コンタクト頑張るなら、スクール水着、着てあげる」
何を言っても首を振るだけだった京ちゃんが固まってる。
「で、でも」言いかけたのを遮って、私は甘ったるい声で続けた。
「コンタクトは眼鏡みたいに雲らないし、澪奈のお顔も、水着も、京ちゃんにいっぱい見せてあげられるんだよ。
見て欲しいなぁ、
エッチな澪奈のこと」
上目遣いでおっぱいを強調すると、京ちゃんはやっぱり首を振った。
今度は、縦に。
私の勝ち。
「早く、行こ」
首を傾げると、京ちゃんは外出する時いつも着ているベージュのチノパンに黄色いチェックのシャツに着替え始める。
「どこいくの?」
京ちゃんを丸め込んだことに高揚していた私は、自分が墓穴を掘ったことに全然気づいていなかった。
「眼科と、澪奈の家。
水着は脱がさないで入れていいんだよね?
ヤバい、考えると勃っちゃう……」
ついさっきエッチしたばっかりなのにやる気満々な京ちゃんに、動けなくなるまで攻められることになっちゃったんだ。