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恋の罠

第1章 日常


その日の晩、心はいつものように
刹那と電話をしていた


「今日のデート楽しかったね!…うん…うん…
ふふ、あたしも大好きだよ…おやすみ」


電話中の心の声が部屋の前まで届いた
俺はある作戦を立てている
それは眠ってる心にキスしようと考えているのだ
時計の針だけが静かに動いてる
時間を見ると10時…心がこの時間になると
寝るってことは確認済みだ
息を潜めて静かにドアを開ける
ベッドに眠っている愛おしい心
そっとベッドに近寄ると首筋に印がついてある
昨日までなかったからデートの時に
つけられたのであろう
そう考えるとイライラが募る
その印をかき消すかのようにそっと首筋に口付ける


「んっ…刹那…ムニャムニャ」


…無防備な寝顔だ
だが彼氏の名前をいうことが気に食わない
禁断の世界に入ると覚悟していた俺は
心のパジャマの上着を外し
下着の上から胸に吸い付いた


「ふぁ…花?…なんで…はぁん」
『いいから黙って』


俺は何度も心の胸を吸った
その身体はとても柔らかく暖かい
心の体温をもっと感じたい俺はパジャマを全部脱がし
毛布を自分の上から掛けて全身を舐めた
最初は少し驚いたが俺を受け止めてくれる優しい心
そんな心が愛おしくなり
無我夢中で心を愛し続けた
それから3時間後、疲れきった俺は全身の力が抜けていき
心と一緒に眠りについた


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