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【スイートルームの眠り姫】学園の眠り姫
第5章 悲惨な過去
「総会ってすごそうですよね」
そうか、こいつは総会に
でたことがないのか。
「学園の方針や、生徒とかについて
討論するだけだぞ」
「なんか司様、かっこいいですね」
そんなこと言われると
無性に頬がほころぶ。
俺は花音と接するようになって
よく笑うようになったと思う。
俺を変えてくれたのは
他でもない、彼女だ。
「感謝する、ありがとう、花音」
「ん?なにか言いましたか?」
俺は小さくぼそっと呟いた。
面と向かって伝えるのは
少々恥ずかしい。
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