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【スイートルームの眠り姫】学園の眠り姫
第4章 記憶
髪色、目だけが両親
どちらともに似ていない事。
大きくなってから
隔世遺伝や先祖がえりという
言葉を知ってからそうなのかなと
思っていたけど…
「誰なのよ!?」
取り乱す私を
亮は半ば強引に抱きしめた。
「や…離して!!」
いくら暴れても亮は離してくれず、
何も言わずにただぬくもりをくれるだけだった。
「っ…」
「あ…」
しゃっ…と私の手が亮の
頬にあたり、赤いものがにじんできた。
「ご、ごめんなさい…」
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