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【スイートルームの眠り姫】学園の眠り姫
第4章 記憶
いいよ、って返事したものの…
「ここは…」
「俺の家だ」
秋月邸。
財前グループと対立するほどの
お金持ち。
当たり前だけど大きい。
「ついてこい」
「うん」
案内されたのは居間。
私は亮の隣に座った。
亮が執事さんに物を
取ってこいと頼んで
もってきたもの。
それは裏返された写真。
なぜか嫌な予感がした。
「亮、なにかあったの?」
顔を覗き込むと
いつになく真剣な顔をしている。
「環奈」
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