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【スイートルームの眠り姫】学園の眠り姫

第4章 記憶



次の日からも、私は平凡な日常生活を送っていた
委員長は年に2回、6月と12月に開かれる
総会に出席しなきゃいけないんだけど
昨日総会に参加してきた
私と亮は1年で一番年下だからそんなに権限はないと
思っていた私の考えが甘かった
総会ではなぜか財閥絡みで優待され、
一番権限があった。

「環奈」

「あ、亮。
いつからそこに?」

「さっきからだ。
おまえこそなにぼーっとしている」

「え?してた?」

「ああ、していた」

亮はしかめっ面になる

「してないよ!」

「していたと言っている」

「してなーい!
で、亮なんかあった…ってこれか…」

私は今机で総会の資料に目を通して
間違いがないか確認している最中だ

資料が多すぎて…
なかなかできない

「…だから他のやつに任せておけばおけばいいものの」

ふっと微笑み、私から資料をひょいと取り上げた

「ちょっ!?」

「仕方ないからやってやる」

あれ?意外と優しい?
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