第2章 スイートルーム
目を覚ますと、
そこは豪華な天井だった
「私、あれからどうしたんだろう…
って、あれ?」
ベットの横にある椅子にもたれかかって
誠二くんが寝ていた
可愛い…
(今何時だろう…)
時刻を見ると9時…
9時!?
もう、夜じゃん!
私、何時間寝て…
誠二くんがきてくれて
もう7時間くらいたってる
「ずっと、そばにいてくれたんですか?」
目じりが熱くなる
親戚はもともと忙しい方たちで
いつも家にいなくて
私はいつも一人だった
こんな風に、ずっとそばにいてくれる人は
初めてで…
「なんで泣いてるんですか?」
「い、いつのまに起きて!?」
「さっきですけど…しんどいですか?」
「そうゆうことではなく…
その…、ずっとそばにいてくれたのが…
嬉しくて、こんなの初めてだったから」
そうゆうと誠二くんは頬を赤らませた。
「環奈さんって天然?」