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【スイートルームの眠り姫】学園の眠り姫

第2章 スイートルーム



「え?」

「まぁ、あんなふうに倒れられたら
帰るに帰れませんよ」

「すいません…」

ぐぅぅ。
私のお腹がなった

こんなときに恥ずかしい!!

「なにか作りますよ、
環奈さんは寝ててください」

「はい…」


しばらくして私の前に現れたのは
おかゆと桃。
私はまたそれで過去を思い出した

「なつかしいです
…いただきます」

「待って」

「はい?」

誠二くんは私の手からスプーンをとり、
おかゆをすくって

「俺が、食べさせてあげますよ」

と笑って私の口元に近づけた

恥ずかしい…けど、
食欲にたえられなかった私は
はむっと一口食べた

「おいしい!」

「そうですか?
それはよかった」

やさしい味に心が落ち着いてきた

「料理上手なんですね」

「上手かどうかはわかりませんが
一人暮らしなので、一般的な料理はできますよ」

誠二くん、私と同い年なのに1人暮らしなんだ…

「すごいですね…」

「なにがですか?」
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