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【スイートルームの眠り姫】学園の眠り姫

第8章 繋がる心



走ってしまったため、
足音が聞かれ、

「環奈?
ちょ、なんで逃げるんだよ!」

誠二くんは私を追いかけてきた。

やだよ。

他人のものになった誠二くん。

「環奈!」

私の名前を呼ばないで。

あの時の思い出が汚れてしまう。

「…応援するって言ったのに」

ぼそっと声が聞こえる。

とりあえず逃げたかった。

誰もいない世界に。

神様。
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