第8章 繋がる心
「いつもすいません…
お忙しいのに…」
「いいよ、今日はね
ちょうどオフの日だから」
次の日のカフェテリア。
目の前には薫さん。
薫さんに聞いてもらえると安心する。
帰り際、薫さんに会い、
悩みごと?と見抜かれてしまった。
「薫さんってモテますよね…」
「どうしたの急に?」
きょとんと目を丸くする薫さんが可愛くて
思わず笑ってしまった。
「いえ、かっこいいのに気遣いもすごいって
なかなかいないだろうなと思って」
「誰にでもするわけじゃないよ」
そ、それって…
意味深!!
私はすこし恥ずかしくなり
うつむいて、
昨日の事を話した。