第7章 双子の結末
あれからしばらく話していたけど
とても楽しかった。
でも、まさか…亮と私が兄妹なんて…
あ!
もしかして亮が会う度に
顔近づけてきたのは
似てるって思ったから?
今はお風呂上り。
兄妹久しぶりってことで
私は亮の横で寝たいと
無理言ってお願いした。
亮は呆れていたがさすがに
妹という立場の私に
危機感はないと諦めたようだ。
まぁ、私も相談があって
お願いしたんだけど…
「亮…」
「なにかあったか?」
広くてふかふかのベットで
仰向けになっていた身体をごろんと
横に向け亮の方を見る。