第8章 それは、善悪逆転する。

ルーシィ「ついた・・・！３番魔水晶・・・！！」
ハッピー「ルーシィ、大丈夫？」
ルーシィ「少しは魔力回復してたけど・・・星霊を呼び出せるほどじゃないわ・・・。それでも・・ウェンディのギルドを守りたい・・・！！うつむきたくない・・・！」


「そんな事だろうと思ったぜ。ルーシィ。」


ルーシィの後ろから響く声。



ルーシィ「・・・！お兄ちゃん・・・！？何でここに！？」
俺「ルーシィは昔から無茶をする子だったからな。意地張ってでも来るだろうと思ったよ。」
ルーシィ「・・・気付いてたんだ・・？」
俺「まぁな。・・・いっぱいいっぱいなのに、シロをここまで連れてきてくれてありがとう。」


ルーシィを抱き上げるレン。


ルーシィ「お兄ちゃん・・・？」
俺「開け、双児宮の扉。ジェミニ。」
ルーシィ「・・・！ジェミニ！？どうしてアンタ達がここに・・・！？」
ジェミニ「「ピーリピーリ。」」
ジェミー「あの時聞いたからね。」
ミニー「あの時君の思い聞いたからね。」
俺「ジェミニがね、ルーシィの事心配だって言うから。・・・自分たちの力で来させるのは嫌だったから。」
ジェミニ「「君に会えてよかった。」」

そう言ってレンに変身するジェミニ。


俺「・・・俺？」
ジェミニ「僕たちの出会った中で一番強いのはレンだからね。」
俺「・・・そっか。じゃあお願いするよ？」
ジェミニ｢うん。シロを治して欲しい。・・僕たち、シロの心を傷つけちゃった・・・。｣
俺｢・・・シロは簡単には傷つかないよ。｣