第8章 それは、善悪逆転する。

エンジェル「言わなかったかしら？大切なのは星霊同士の関係。開け、白羊宮の扉。」
ルーシィ,レオ「「！」」
エンジェル「アリエス。」
アリエス「ごめんなさい・・レオ・・・。」
レオ「アリエス・・・！」
ヒビキ「あれは・・・カレンの・・！！」
ルーシィ「カレンの星霊、アリエス・・・！どうしよう、これじゃあロキも戦えないじゃない・・・！」
ヒビキ「アリエス・・・カレンの星霊・・。」
ルーシィ「何でアンタがカレンの星霊を！？」
エンジェル「カレンを始末したのは私だもの。コレは、その時の戦利品だゾ。」
アリエス「すみません・・・！」


黄道十二門のカギは、１２コしかない。つまり、星霊魔導士が強くなるには他の黄道十二門のカギを持っている星霊魔導士を倒さなくてはならない。


シロ「・・・随分とシビアな世界ね。」


ルーシィ「せっかく会えたのに敵だなんて・・・ロキ、元の世界に戻って・・・。」
レオ「見くびらないでくれ、ルーシィ。例えかつての友だとしても、オーナーが違えば敵同士。主の為に戦うのが星霊。」
アリエス「例え恩ある相手だとしても、主のためなら、敵を討つ。それが私達の・・・」


アリエス,レオ「「誇りだ！！！」」



シロ「・・・誇り、か。」




・・・封印が、弱まってる。やってないもんな・・・。







考え事をしていると、轟音が響いた。ハッとして顔をあげたら、アリエスとレオの身体を、別の星霊の攻撃が貫いていた。


ルーシィ「・・・！！」
エンジェル「あっはははは！！うまくいったゾ！！」
レオ「すまない・・・ルーシィ・・！」
アリエス「いいオーナーに、出会えたんだね・・・良かった・・・。」


レオとアリエスは星霊界に戻った。














『ごめん・・・――――・・。俺・・・』
『謝らないで・・・悪いのは・・僕なんだから・・。』




思い出したくもない過去。やめろ、思い出すな・・・！



『・・・僕が忘れても、忘れないでいてくれる？』
『当たり前だ。だってお前は、俺の妹だろう？・・・シルビア。』
『・・・はい・・！！！』



歯止めなんて、なかった。