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輝やく闇【男主】

第5章 それは、大きな塔だった。



ちゃちゃっとS級クエストを終わらせて、マカロフに報告し終わったところだ。



ミラ「レン、せっかく早く終わったんだしエルザ達の所に合流してきたらどうかしら?」
俺「えー・・・俺別にリゾートとか好きじゃないんだけどな・・・。人多いし。」
ミラ「ふふっ。レンはそういうの好きじゃなさそう。」
俺「・・・ま、迎えに行くなら行こうかな。」
ミラ「よろしくね~。」




俺「なんだ・・・これ・・。」


俺はリゾートホテルにたどり着いて茫然とした。ホテル、特にカジノが荒れていた。何故かカードに入っている人に話を聞けば、なんとフェアリーテイルの連中は飛び出して行ったと言う。紅い髪の女と青猫と白猫は敵が連れ去ったって言ってたから、おそらくエルザとハッピーとシロだろう。


俺はシロに持たせてある魔水晶の位置を確認した。



俺「・・・海の上、か。」

軍が来ていることからグレイかルーシィのどちらかが連絡したんだろう。


俺「海に出たい。船はあるか。」
「・・・この近くには小舟しかありません。」
俺「・・・そうか。ありがとう。」
「え?あ、ちょ!?」


その答えを聞いて俺は海へと駆けだす。


俺「アクエリアス!聞こえるか!!」

その声に反応するかのように海の中から突如現れた人魚。否、アクエリアス。


アクエリアス「レン、今回はどうした?」
俺「悪い、海の上に立っている塔まで行きたい。・・・行けるか?」
アクエリアス「問題ないよ。・・・行くよ!」



アクエリアスの用意してくれた波に乗り、俺は陸地を後にした。
その間に俺は何とかしてその塔の情報を得ようとヤジマさんに連絡を取った。ヤジマさんは何かを考えた後で教えてくれた。

その塔の名前は楽園の塔。別名Rシステムというらしい。なんでもこのシステム、多くの生贄を犠牲に人間を一人生き返らす事が出来るらしい。すげぇ。何がすげぇってこれ作り始めたの10年は前らしい。誰だ完成させた奴。とか思ってたら教えてくれた。ヤジマさんはエスパーだったのか。


ジェラール、という聖十大魔導の一人のジークレインの双子の弟らしい。・・・怪しくねぇ?これ。



他の評議院の人には言わないから、楽園の塔へと向かって欲しいと頼まれた。もう向かってるんだけどな!!



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