第4章 それは、とある夜のこと

ロキ「え・・・？」

俺「・・・つまり？」
星霊王「この件を例外とし、レオ・・貴様の星霊界への帰還を許可する。」
ロキ「・・・！」
ルーシィ「いいとこあるじゃない！ヒゲ親父！！」
星霊王「ニッ）」
俺「ま、当然だな。」
ロキ「それでも・・・僕は・・っ！！」
星霊王「・・・それでも罪を償いたいと願うのなら、その古き友とレンとともに生きるを命ずる。」
ロキ「！」

俺「またそっちに遊びに行ってもいいかー？」
星霊王「フッ・・・楽しみにしているぞ。」



星霊王は、そう言って星霊界へと帰って行った。


シロ「レンーっ！さすがだねーっ！！」
俺「うぉっ！・・・シローいきなり突撃はやめろって言ったよなー？」


ルーシィとレオが何やら話してるから、とりあえず先に帰ってようかな。


ルーシィ「・・・お兄ちゃん。」
俺「・・・ん？どうした？」
ルーシィ「・・・お兄ちゃんが、ロキのカギを持って欲しい。」
俺「・・・え？」
ルーシィ「だって、アタシ・・今回何もできなかった・・。星霊王呼び出したのも、説得させたのもお兄ちゃんだもん。・・それに、ロキもお兄ちゃんの方がいいと思うんだ。」
俺「えーと・・俺カギなくても召喚出来るんだけど・・。」
ルーシィ「それでも！」
俺「・・・レオは、それでいいの？」
ロキ「あぁ。ルーシィとレンが決めた事なら。」


・・・めちゃくちゃ清々しい顔してんな、レオ。


俺「・・・わかった。俺が契約者でいいんだな？」
ロキ「！・・・ありがとう・・。」


ロキは星霊界へと戻って行った・・・


俺「・・・うぉお・・初めての俺のカギ・・。」
ルーシィ「え、呼び出すときいつも誰かの借りてたの？」
俺「だから、俺呼び出すとき別にカギいらないんだって。星霊王以外。」
ルーシィ「・・・ホント、ワケわかんないくらいけた外れな魔力よね。お兄ちゃんって！」
俺「どういう意味だよそれー。」
ルーシィ「そのままの意味よ！ほら、ギルドに戻ろっ！皆に報告しなくっちゃ！」
俺「・・お、おぅ・・。」
シロ「レンが弱弱しいーっ!!」
俺「うるさいなぁ、シロ。眠いんだよー・・。ふぁ～・・・。」


でも、ま、一件落着って事で・・いいのかな？