第4章 それは、とある夜のこと
俺「・・・で、ルーシィ達は次の仕事でオニバスの劇場の手伝いに行った・・と。」
シロ「うん!」
俺「はぁー・・・ミラさん、ルピナスの街までの道のり教えてくれないか?」
ミラ「いいわよー。・・・あ、やっぱりダメ。」
俺「・・・え、何で。」
突然思いだしたかのように拗ねたミラさん。・・・なんで?
ミラ「・・・レンが私の事呼び捨てにしてくれるなら、教えてあげる。」
俺「・・・ミラ?」
ミラ「!うん!!で、ルピナスの街はね~~~」
・・・呼び捨てにされて嬉しいのかな?まぁいいや。
マカオ「ん?なんだレン。ルピナスの街に行くのか?」
俺「あぁ、まぁな。」
ワカバ「ナツ達が壊しちまったからなんもねぇぜ?あそこ。」
俺「・・・だから行くんだよ・・。」
カナ「・・・あぁ、あそこもギルドみたいに直しに行くのかぃ?」
俺「そういう事。シロ、行こう。」
シロ「はーいっ!」
ルピナスにつきました。妖精の尻尾だって言ったら最初は物凄く嫌な顔されたけど、全部直したらこれ依頼でも何でもなかったのにお礼にお金や品物貰っちゃった。・・・なんかお店1つとかくれようとしてたからシロの服と青い星のピアスだけ貰った。
「また来て下さいねレン様ーーーっ!」
「いつでもお立ち寄りくださいませ!レン様ーーっ!!」
なんと、ギルドまで馬車で送ってくれると申し出てくれた。しかもタダ。お断りしようとしたんだけど・・どうやらそこ、ナツくん達、主にエルザさんのせいで全壊してしまって仕事が出来なくて困ってたらしく、凄く助かったからお礼させてくれって。ホント、壊しすぎだよねあの人たち。ルーシィの名前が出なかっただけまだ良かったかな。
俺「たっだいまー。」
「「「「「申し訳ありませんでした!!!!」」」」」
俺「うぉわっ!?」
ミラ「おかえりなさーい。」
ギルドに帰ってきた早々にナツくん、グレイくん、エルザさん、ルーシィ、ハッピーの素晴らしい土下座を見ました。
俺「・・・マカロフ?何を言ったんだ?」
ミラ「ふふっ。マスターがエルザ達の壊した街を直しに行ったんだ。って本当に嬉しそうにエルザ達に言っただけよ?」
マカロフ「レン・・・!おかげで評議院からお咎めナシじゃ・・・!」
マカロフ・・・そんなに嬉しいのか。