第3章 その名は、妖精の尻尾。
シロside――――――――
リーダス「ここは隠れ家でね、普段は倉庫として使ってるんだ。」
ルーシィ「そうなんだ・・・。」
・・・レン・・。
ルーシィ「・・・シロ・・?」
シロ「・・・え・・?どうしたの??」
ルーシィ「・・・大丈夫?」
シロ「・・・嫌な空気がするの・・。」
ルーシィ「・・・嫌な空気・・?」
そう・・・この空気は・・。
シロ「・・・幽鬼の支配者に行った時から離れない・・あの嫌な・・・っ!!」
倉庫中に突如響いた破裂音。トビラが壊れた先にいたのは・・・
「みーつけた。」
シロ「あ・・・!!」
ガジル「なんだ、ここにいやがったのか白猫。好都合だな。」
リーダス「ルーシィ、逃げろ!!」
ルーシィ「でもっ・・・!!」
リーダス「シロを連れて、急いで逃げろ!!!」
・・・前にもこんな事があった気がする・・。
『いいですか?レンはシロを連れて行きなさい。』
『でもっ!!!』
『大丈夫ですよ。・・・いいですか、シロ。レンの事は貴女が守るのですよ。』
『ボクが・・・?』
『えぇ。・・・今はレンだけかもしれません。将来、守りたいと思える人がレン以外にも出来るでしょう。・・貴女しか支えになれないなら、貴女が全力で守るのですよ。』
『・・・そんな力、ボクにあるの?』
『えぇ、ありますよ。・・・貴女とレンは、私の子なのだから・・。私はいつでも』
“貴方達を支えましょう。”
ルーシィ「きゃあっ!!」
ガジル「仲間見捨てて逃げんのか?お嬢様よ。妖精のケツも大したことねぇな。こんな奴匿ってんのか。」
ルーシィ「この・・・っ!」
ガジル「やろうってんのか?」
やめて・・・。
ルーシィ「アンタなんか・・っ!!」
ガジル「ギヒッ!」
シロ「ルーシィに・・・触るなぁぁぁぁぁあああっ!!!!」