第8章 それは、善悪逆転する。
ジェラール「・・・!?」
ラハール「・・・レン殿・・どういうつもりかお話願えますか・・・!!」
俺「・・・第一に、ジェラールは、命をかけようとしてまでニルヴァーナを止めようとした。・・・マスターゼロに押されているナツくんの手助けもした。エルザさんを守ろうとした。・・・それなのに、アンタは労いの一言もなかった。」
ラハール「罪人にそんな言葉、必要ないでしょう。」
俺「第二に、罪状を述べた時・・エテリオンの投下があったな。アレは、評議院の・・・ヤジマさん以外の了承を得て落とした代物だ。それをジェラールだけに押し付けるのは間違ってるぞ。」
ラハール「!」
俺「第三に・・・さっきの一言だ。」
ラハール「・・・さっきの?」
俺「“罪人にそんな言葉、必要ないでしょう。”」
ラハール「!」
俺「お前たち評議院がノソノソやって来てる間に、俺達は命かけて六魔将軍と戦ってたんだよ!!それを、罪人だから労いの言葉も必要ないだ?・・・何が法と正義のために生まれ変わっただ・・。何にも変わってねぇよ!!」
ジェラール「レン・・・。」
俺「そんな評議院につれて行かれたって、ジェラールのためにもならねぇ。俺は・・・そんなの認めない。」
ジュラ「!レン殿!!」
俺「絶対神として命令する。コイツを捕縛することも、抹消する事も禁じる!」
そうレンが言うと、突然評議院の兵士たちは全員、レンの方を向いて傅いて頭を下げた。
ルーシィ「何・・・?何なの?」
「「「了解致しました。絶対神様。」」」
グレイ「・・・どうなってんだ、ありゃあ・・!」
シャルル「まるで、国王の指示に従う衛兵達だわ・・・!」
俺「・・・下がれ。後日、自分で評議院に出向く。」
ラハール「・・・かしこまりました。絶対神様。本部に伝えておきます。」
評議院の人々は、来た道を戻って行った。
ジェラール「レン・・・。」
俺「・・・来いよ。お前を一人になんかさせないから。(ニコッ」
ジェラール「・・・ありがとう・・。(微笑」