第3章 その名は、妖精の尻尾。
部屋に戻っても、あの戦ってる音がやむ事はなかった・・・。
震えて抱きついてくるシロを撫でる事しかできない。
俺「・・・あの人、凄かったな・・。」
俺に殴りかかろうとしてたあの焔の人。あの人はきっとあっちのギルドの中でも強い部類に入るんだろうなぁ。
俺「・・・なーんて、呑気にお茶飲みながら考察してる場合じゃないよなー・・。」
フッと、ドアの前に気配を感じた。シロを片手で抱えて警戒態勢に入ったが、部屋に入ってきたのはアリアだった。
俺「・・・何だ、アリアか。ビックリした。」
アリア「・・・。」
俺「・・・?アリア?」
アリアが何も喋らないから、不思議に思って近寄ろうとしたはずなのに・・・そのまま俺は床に崩れ落ちた。
シロ「レン?レン!!」
さっき飲んでたお茶になにか入れられてたんだ、と。その時になって初めて気がついたが・・・もう遅かった。
マカロフside―――――――――
後ろにいる人物に気がついたと同時に、そやつの足元で気を失っている人物に、ワシは見覚えがあった。
マカロフ「・・・!?何故ここに・・・!!」
アリア「か、悲しいーーー!!!」
何故・・・何故じゃ・・・。
何故、レンが此処に・・・!!