第2章 奏と…
「…。ですね。いただいておきます。」
「ん。そうしてくれないと困るわ。」
アキラから手紙を受け取ったその時
ガラッ!!!!
「アキラせんぱーい!!!あれえ?お邪魔でしたか?失礼しましたぁ!」
「っちょおい!待て!!誤解だあ!」
「…?どうぞ続けてください?」
「っそういうんじゃないから俺ら。なあ奏。」
「…そうですね。」
「…ふうん。」
「お前まだ疑ってんだろ!おい!」
「…いやあ?べっつにい?」
「もういいよ。お前に何言っても無駄だよな。うん。前からわかってた。泣」
「ごめんって。…あきらっちょ。」
「あきらっちょ言うな!」
「ごめn「はいはいそこまで。もう部活しましょう」
「「はーい」」
*****
「おつかれさまでした。」
はい。部活が終了しました。
あのあとタツキ先輩も来て先生も来て何事もなく部活を始められました。
手紙の件でいじられそうになったりしましたがそこは強行手段を取らさせていただきましたので若干1名が被害を受けただけになりましたし。
自業自得というやつですね。
さてどうしましょうか。この手紙…
文面はいたってシンプルな内容で
俺が良ければ付き合ってほしいということが書かれてありました
まだ誰にも気づかれていないと思うのですが実は1年のころから飯島さんのことが好きです
でも俺の推測が間違っていなければ飯島さんはアキラのことが好きなはず…
だから諦めようとしていたのに。
この手紙はどういうつもりなんだろう
明日直接聞いてみましょうか
このまま一人で考えていたって埒が明かないようですし。
もう今日は寝ますね。おやすみなさい
*****
<翌朝学校にて>