第1章 アキラと…
勇者様side
さて私は今どうなっているでしょう?
そうなんです。閉じ込められました!
…なんでって?
知りません。朝起きていつものように準備をして
学校にいこうとしたら、なななんと!ドアノブがなかったのです!!
おそらく10分は固まっていたでしょう
いやもっとだったかもしれません。
とそんなことはどうでもよいのです!
出る方法を探さなくては…
方法その1 押してみる
結果:失敗
その2 引いてみる
結果:失敗
その3 神頼み
結果:…もちろん失敗
そんなとき、ふとあることを思いついた。
「よし。こうなったらいっそサボろう。」
独り言をつぶやき本日2回目の準備を開始することにした
*****
「…あ。誰にも連絡してない。」
とりあえず先生か?
いやあの人にいうのは後々面倒なことになるな。
やっぱりアキラだよなぁ。
一応彼氏なんだし 笑
…プルルル…プルルル……ブチっ
「もしもし?あやな?…しかありえないよな。どした?」
「えーっと。今日学校休むね。じゃーn」
「いやっちょっ待て!なんで?熱でも出たか?」
「いや違…わなくないよ!っうん。そうそう熱熱!」
「おいおいぜってーちげーだろ。元気じゃん」
「……。うー。えーっと、話すと長くなる。」
「もうすぐ先生来ると思うから場所移動するわ。またかけなおす!ブツッ…プーップーップーッ」
…パタ
携帯を閉じて
あ。そういえば今日はアキラ珍しく、遅刻しないように部屋出てたんだなぁ。
とか思っていれば
手のひらで震える物体。ディスプレイにはアキラの文字
「っはい。あやなです。」