第6章 歓迎会
『本当にごめんなさいっ!』
フラフラになっている体を支えながら、頭を下げて謝った。
『れいなが謝ることないよ!元はといえばアラタが悪いんだから!』
『しーらなーい』
周りのことなんて知らんぷりで、完全小悪魔の顔だった。
『俺も止めれなかったの悪いし、気にしないで』
『はい、、、』
レンさんは終始顔を真っ赤にしている。
お酒って怖いな。私本当に記憶なかった、、、。
その時、キッチンの扉が開いて
『、、水』
そういい、ユウさんがお水を持って来てくれた。
え、、ユウさん優しい。
『ありがとうございます、、』
私は、もらったお水をグビグビと一気に流し込んだ。
『気分転換にあとで皆で花火しようか!』
『お!!いいねぇ!!やろっ!』
カケルさんが気を利かせてくれたのか、場の空気を一瞬で変えてくれた。
それにしても皆お酒強いよね?アラタは完璧酔ってるようだけど。
ふと横を見ると、お兄ちゃんが地面に仰向けで寝ていた。
お兄ちゃん、お酒弱かったんだ、、佐藤家の血流れてるね。
そんなお兄ちゃんに、クスッと笑いながら、早く覚めるようにと再びお水を飲む。
さっきのキスも洗い流せたらいいのになぁーー。