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危険なルームシェア

第6章 歓迎会




『俺ウーロン茶渡したつもりだったんだけど』

というその口は、明らかにわざと渡したと言う口をしていた。

ってか、アラタ本性出ちゃってるし!!

案の定お兄ちゃんは、初めてみるアラタの姿に動揺を隠せない様子だった。

『リョウさん、気にしないでください。お酒入るといつもこうなんですよ!』

と、カケルさんが代わりに謝るかのように苦笑いをしながら言っていた。


『れいな大丈夫?』

シュンが心配そうに私のところへ駆け寄ってくれた。


『へーきだおぉおお』

うーーん、呂律がまわらなくなってきてる。
でもなんかいい気分!今ならなんでも出来そうな感じ、、

私は、初めてのお酒にのまれてしまったようで、ぐでんぐでんに酔っていた。



そして、途切れ途切れの記憶の中、ゆっくり目を開けると

目の前には顔があり、私は誰かとキスをしていた。

その誰かは顔が近すぎてよくわからない。

すっごい唇柔らかい、、、

私は、お酒に酔っていたため、抵抗することもなく自分から進んで唇を何度も重ねていた。

よく耳をこらして聞くと、嫌がっているような声が耳に入る。


私は不意にバッとその人を離すと、目の前には、顔を見たこともないくらいに真っ赤に染めたレンさんがいた。


『、、え?』

そこで私は徐々に我に返る。

私、、されてたんじゃなくて、自分からしてたの?!!

『お、お前!!なにすんだよ!』

そういい、顔を真っ赤にし、口を腕で抑えている。


『、、え、私、、!ごめんなさい!!』

周りを見ると、みんな口をポカーンと開けて驚いた顔をしていた。

でも、ユウさんの姿だけそこにはなかった。


『それがれいなの本性か!!』

『むっちゃくちゃ可愛いんだけど、、ってかエロい。』


私はさっきまでのことを思い出し、顔を真っ赤にする。

本当なにやってるんだ私!
でも、気づいたらこうなってたんだもん!!

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