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危険なルームシェア

第6章 歓迎会




それから、あっという間に日曜日になった。
ふと目を覚ますと午後の2時を回ったところだった。

私は慌てて飛び起きた。

昨日楽しみで全然寝れなかったから、、仕方ないよね!

と、自分自身に言い訳をする。

ふと、窓の外を見ると雲ひとつない晴天だった。

『やった!!』

嬉しくてつい口に出してしまう。

ロシアンルーレット絶対食べたくないもんね!!


私は軽く寝癖を直して、リビングへと向かった。




リビングの扉を開けると、そこには誰もいなかった。

かすかに聞こえる声の方へ向かうと、キッチンの奥に少し古びたトビラがあることに気づく。


この扉、ずっと気になってたんだよね、、

私はドアノブを握りしめ、ゆっくりと扉をあけた。


ギィッと鈍い音がする扉を開けると、そこには一面緑に染まっている広い裏庭があった。


『わぁ、、、』

あまりの広さに声が出てしまう。

そして、声の持ち主達はここにいた。


『れいなやっと起きたか!!』

『おはよう!』

『お、れいなおはよう!』

『おそよう。』

一人だけ嫌味ったらしいのがいるけど!

庭にはお兄ちゃん、カケルさん、シュン、レンさんの4人がパーティの準備をしていた。


『ごめんなさい、寝坊しちゃいました!!』

深々と頭を下げて謝る。

『いいよいいよ!今日の主役はれいなだからね!』

『でも、、なにか手伝いますよ!』

『れいなは食べる係!だから休んでて!』


カケルさん達は焼き台の準備や、テーブルなどを組み立てていた。

皆動いてるのになにもしないの嫌だなぁーー。


『あの、お肉とか買いに行きますよ??』

『いや大丈夫だよ!それなら、アラタとユウが行ってくれてるから!』


なんか意外な組み合わせだな、、


『うーーん。じゃあ、オニギリ作ります!!!』


私は、やっと閃いたとやる気満々で言った。



『じゃあ、お願いしようかな!!』

『了解でーーーす!!!』

私は口笛を拭きながら上機嫌でキッチンへと向かう。

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