• テキストサイズ

危険なルームシェア

第6章 歓迎会




私がテレビの方を向くと

次は、バサバサッと音がした。

なになに!?なんなのぉ!!


音のした方を見てもなにもない。

私は意を決して、音の源を探しに行った。


キッチンの方から聞こえたような、、


私は忍び足で、キッチンへと向かう。

その際もバサバサッという音は鳴っていた。


私がキッチンと脱衣所の狭間のところにいると

勢い良くトビラが、ガラガラッ!!と開いた。



『っ!!!!!!!』

人間と言うものは本当に驚いた時、声すらも出なくなるというのはこのこと。

目の前には、パンツ一丁のシュンの姿。


『おぉっ!!』

シュンも、まさかこんなところに私がいるなんて思ってるわけもなく、目を見開いて驚いていた。



『シシシシシシシ』

シュンの名前を呼びたかったのに、驚きすぎて呂律がうまく廻らない。


『シシシシシシシって!どしたの!!』

少しからかっているような顔で笑っている。


私は、落ち着けと自分に言い聞かせ、深く呼吸をした。

『シュンいるの知らなくて、オバケかと思ったの』

『なにそれ!れいな可愛すぎ!』


シュンはふとリビングの方を見る。


『あぁーー。そういうことね!れいなよく1人で見れたね!』

『最初はお兄ちゃんもいたんだけど、寝るって上行っちゃって』

『あららー。よし、俺も怖いの見たいから一緒に見よっか!』

『え!!いいの!?』


シュンの言葉に、目をキラキラさせて喜んだ。

/ 182ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp