第5章 紳士の意外な一面
なんだろうこの感じ。誰かに頭を撫でられてる。
頭に触れられてる感じがして、ふと目を開けた。
そこには、愛しいものを見るような優しい表情をしたカケルさんがいた。
『大丈夫?なんかうなされてたみたいだったけど、、』
そういい、優しく頭を撫でてくれる。
『大丈夫ですよ!!でも慣れない環境で少し疲れちゃったのかもしれません、、』
『そうだよね、、』
カケルさんは、それ以上なにも言わず私のことをギュっと抱きしめてくれた。
大丈夫だよ、と優しく頭を撫でてくれる。
『なにかあったらいつでも頼っていいからね』
抱きしめながら、そっと話してくれた。
優しい言葉に、私はコクリと頷く。
カケルさんはそれを合図に私から離れ、また優しい笑顔をみせてくれた。
私もそれにつられて、顔がほころぶ。