第4章 アイドルの顔
『うーーん、少し熱いかも。無理したらダメだよ?』
『は、はい!』
『なんかさっきより赤くなってるよ!ソファで少し寝てなよ!』
カケルさんのせいだよぉ、、
『大丈夫です!』
『いや、無理したらダメ!慣れない場所だから疲れちゃったんだよきっと!』
『はい、、、。でも、ソファ、、』
『あ。ユウ!!れいなそこに寝かせてあげて?』
カケルさんがそういうと、ユウさんはなにを言うこともなくハジにずれる。
『じゃあ、少し寝てな!』
『ありがとうございます、、』
別に熱なんてないんだけどなぁ、、
私は、しぶしぶ言われたとおりにソファに向かう。
『し、失礼します、、』
ソファに静かに腰をかける。
横にユウさんいるのに、寝るとか無理だよ!
『寝ないの?』
声の方を向くと、少しだけ意地悪そうな顔がそこにあった。
『大丈夫ですから!』
『思い出したんでしょ?さっきの』
周りに聞こえないように小声で言う。
さっきのことをまた思い出してしまい、次第に顔が赤くなる。