第4章 アイドルの顔
まず楽屋からいなくなったのは、カケルさんとアラタだった。
『アラタ行くよー!』
『はーい!!』
なにその可愛い顔っ!!
そして10分経った頃。
『よし、そろそろ行くか。シュン行くぞー。』
『ほーーーい!』
そう言って、レンさんとシュンもいなくなった。
、、ってことは?残ってるのは、ユウさんと私だけ!!
ふとユウさんの方へ目を向けると、パチッと目が合った。
私は何故だか咄嗟に逸らしてしまう。
え、見てた、、よね、?
その瞬間、ユウさんがムクッとその場で立ち上がった。
私は焦って
『お、おはようございます!!』
と、意味のわからないことを言ってしまっていた。
ユウさんは段々と私の方に近づいてくる。
そして、、、。
急にアゴを掴まれ上を向かされる。
『俺のこと怖いの』
『、、、、え、、あの、、。』
私は急な展開に頭がついていけてなかった。
『俺がここでキスをしたらどうする?』
『そ、それは!困り、、ます、!!』
『ふーん。じゃあ、あの時みたいに抵抗してよ』
あの時、、?