第2章 出会い
リビングに行くと、ソファにシュンさんが座っていた。
『れいなちゃーん!』
『あれ、お兄ちゃんはどこ行ったんですか?』
『リョウさんならさっき仕事あるって、部屋に行ったよ?』
『あ、そうだったんですね!!』
『それより一緒にお話ししよーよ!』
シュンさんは満面の笑みで、椅子をポンポンと叩いた。
『お話ししたいんですが、アラタさんと一緒にご飯を作るので、、。』
シュンさんの誘いに戸惑っていたら
『シュン!1人で遊んでてよ!!れいなちゃん、早く一緒に作りましょう!』
アラタさんは手を上下に振って、私を呼ぶ。
『アラタのやつ、俺にだけ当たり強いんだよなー。』
シュンさんはボソッとつぶやいた。
そんなシュンさんを横目に、私はそそくさとキッチンに向かった。