第2章 出会い
『待ってましたよ?』
『遅くなってしまってすみません!』
『大丈夫です!あ、カレーはあとルーを入れるだけです!
カレーまぜまぜ係りはれいなちゃんに任せますね?』
『任せてください!愛情こめて混ぜますね!』
なんて、冗談言ってみたり。
ってかまぜまぜ係りって!可愛すぎやしませんか。
なんて考えてると、耳元に何かを感じた。
『サボらないでちゃんとやれよ。』
コソッと耳元で囁かれる。
『えっ?!!』
『では、お願いします!』
そういい、ニコッと笑うアラタさん。
『は、はい、、。』
アラタさんは、ニコニコしながらシュンさんの方へ向かう。
『小悪魔だ、、。』
私はボソッとつぶやいた。
やっぱりさっきの間違いじゃなかったんだ!
アラタさんは裏表がある。
きっといつものニコニコしてるアラタさんは偽物で、不意に見せるあの表情が本物なんだ。
気をつけよう、、