第2章 出会い
カケルさんは本当に優しい人だな。
それにしても向かいのユウさん、まだ寝てるのかな?
と、その時。
目の前の扉がゆっくり開いた。
中からは、スラッと背の高い人が現れた。
『、、、、、、、。』
『、、あ、今日からお世話になります。リョウの妹のれいなです!よろしくお願いします!』
『、、、、、、、。』
ユウさんは、私のことを無視し、そのまま階段を下りていった。
『え、、?』
私は一瞬なにが起こったのかと、理解するのに時間がかかった。
あの人、完璧無視したよね。
なんなのあの人!!!!!!なんか急に腹立ってきた!!!
あの人、、嫌い、、、、。
怒りがフツフツと湧き上がってきたが、ダメだと自分に言い聞かせ、階段を下りる。