• テキストサイズ

危険なルームシェア

第16章 本当の気持ち




『なに言ってるか聞こえない。こっち向け』


自分でも聞こえないもん、ユウさんに聞こえるはずもないよね。


私が恐る恐る顔を上げると、


『っん!?!』


目が合う瞬間、急に顎を掴まれ、ユウさんの唇が私のと重なった。



『、、んっ、、まって、、ユウ、さ、、苦しっ、、』


今までのキスより遥かに激しく、息をするのもままならない。

キスの時ってどうやって息するんだっけ、、、。


私が口をパクパクさせ、必死に息をしようとすると


『そんな普通に口開けちゃって』

ボソッと聞こえた後に、柔らかいものが口の中に入ってきた。


『えっ?!!んっ!?!』

わたしの中に入ってきたそれは、私の舌に柔らかく絡みついてくる。

私は驚きのあまり、思わず体が仰け反ってしまった。

それも計算済みなユウさんは、私の腰に腕を回し逃すまいと、さらに激しく舌を絡めてくる。


静まり返る部屋に、2人の唾液の混ざり合う音が広がる。

今の私には、その音しか聞こえない。



何度も角度を変え重なった唇と舌は、いやらしい音を立てようやく離れた。



身体がアツイ、、、頭がボーッとする、、、。


火照りボーッとしている私をみて、ユウさんはニヤリと口角を上げ笑う。


『お前、自分の顔見てみろよ。ものすっごいエロい顔』


どんな顔してるかなんて分からないけど、手で頬に軽く触るだけで体温が高いのが分かる。

あんなキス初めて、、。こんなに身体全身が熱くなるなんて、、。


/ 182ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp