• テキストサイズ

危険なルームシェア

第15章 夏らしいコト




外から戻ってきたユウさんとは、一度も顔を合わせず、なんとも気まずい雰囲気の中、私たちの住む家へと戻ってきた。


家に戻ると、各々趣味や仕事に取り掛かる。


私ももうすぐPV撮影あるし、最近ちょっと太ってきた気がするから、運動しなきゃなぁ、、、。


早速ランニングの支度をして、玄関で靴紐を結んでいると、リビングの扉がガチャリと音を立て、アラタが現れた。


『お前どこ行くの?』

『あーちょっとランニングしようかと思って!』

『そかそかぁ、やっぱりあの時太ってる体見られたくなかったから、パーカー脱がなかったんだね』

そういい、口角を上げ、いじのわるそうな笑みを浮かべる。


『んもう、いちいち一言余計だなぁアラタはー!』

『ってか外結構暗くなってきたけど、今から行くの?』

『え、そうだけど?』

『ふーん、俺コンビニ行きたいから、付き合ってやるよ』


え、、。アラタついてくるの??

いや、でもなんかこの言い方だと心配してくれてる感じなのかな??

素直じゃないけど意外といいやつだよね(笑)


『ついてきたいっていうならいいけど?』

『その言い方うざいなぁー』

『わかったよー、じゃあ一緒に行こ』

『そこまでいうならしょうがないなー行ってあげるかー』


なんだかんだでアラタは歳も一番近いし、変態だけどすっごい話しやすいとは思う。変態だけどね。

/ 182ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp