第15章 夏らしいコト
『ご飯できたよーーー!!!!』
一階からカケルさんの呼ぶ声が聞こえたので、はーいっと一言返し、アラタと部屋を出た。
『お前ら一緒だったのか!』
レンさんが、階段から降りてくる私たちを見て言う。
それを聞いたユウさんが、チラッと一瞬こちらを見た。
『えーーーずるーい!!俺も一緒に居たかったー』
ちゃっかし行儀良く席に座っているシュンが、頬を膨らませながら言う。
『2人とも何してたの!!』
シュンは眉間にしわを寄せ、口を尖らせている。
『シュンには関係ないことー!!』
アラタってば、そゆこというから誤解されるんだってばー、、!!!
『シュン違うからね??ただ部屋でお話ししてただけだよ!、、アラタがどうしても部屋に入りたいって言うからさー』
『ちょ、お前!!!』
さっきまで余裕な顔をしていたアラタが、私の発言で急に、まばたきが多くなりだした。
おっ、動揺してるな、、??(笑)
なんか、いつも強気のアラタがこうやって焦ってるの見ると、なんか面白い。