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危険なルームシェア

第15章 夏らしいコト




『いいです!!!ユウさんのイジワルっ、、。』

『それが好きなんじゃないの?』

そう言い、ユウさんは私の膨らましたほっぺを、軽く指でつまんだ。


『ほんと、弄りがいあるよなー』


またその顔、、。

ユウさんの、自然に頬が緩むようなこの笑顔が好き。

この笑顔されたらなんでも許しちゃいそう。


『どうした、そんなに見つめて。まさか、やってほしいのか?』

『そんなわけないです!!!』

私は、ソファにいるユウさんを置いて、二階の自分の部屋へ足早に戻った。

んもう、すぐあーやってからかってくるんだから。

でも嫌じゃないし、なんなら嬉しさまで感じてるんだよなー。


私ってMなのかも、、、??

いやいや、私はいたってノーマルだ、、。

ただユウさんがSだから、ノーマルの私がMに見えるだけ、、。


そんな事を考えながら、一人ベッドの上で横になっていると、コンコンと誰かに扉をノックされた。


『はーい?』

『僕です!』


僕です、、ねぇ、、(笑)

その一言で誰だか分かっちゃうわ。


『あ、どーぞ』

『失礼しまーす!!』

と、天使のようなニッコニコな営業スマイルをかまして部屋に入ってきたのは、悪魔アラタくんだった。

部屋に入った途端、お面が外れたかのように元の姿に戻り、ベッドの近くの椅子にまたがる様に座った。


『お前さー、最近ユウとやけに仲良いよね』

『え、どしたの急に』

『さっきのキスマークの件といい、お前ら付き合ってんの?』


はい、、?????

アラタの唐突な言葉に、ポカーンと開いた口が塞がらない。

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