第15章 夏らしいコト
海で遊び尽くした私達は、夕飯めがけて別荘へと戻ってきた。
各々がリビングで、夕飯までの間好きなことをして待っていると、ユウさんが私の座っているソファに腰をかけた。
『お前焼けたな』
『えっ!?』
『顔が少し焼けてる』
うわーーーー。絶対焼くもんかって、日焼け止め塗ったくったのに、、、。
シミになる、、。
『ってか、ユウさん!!アラタに変なこと言いましたよね?』
私は頬を膨らまし、少し怒り口調で言う。
それを見たユウさんは、少し口角を上げ、鼻で笑い楽しんでいる様子だった。
『キスマークなんてどこについてるんですか!!んもぉ、そうやって変なこと言うから、アラタも勘違いして色々言ってくるんですよー』
『でもそのおかげで脱がされなかっただろ?』
『ま、まぁ、そうですけど、アラタに見せろ見せろってめっちゃ言われましたよ!』
本当しつこかったもんなー。
キスマークなくてもパーカー脱いで見せるのも嫌だし。
『じゃあ、本当にしちゃえばいいんじゃない?』
『え?!』
ユウさんの唐突な言葉に、私は目を見開き驚いた。
『今、ここでしてやろうか?』
そう言うユウさんの顔は、さっきよりももっと口角が上がり、ドS全開の意地悪い顔だった。
本当この人怖い、、(笑)