第2章 出会い
『まあいい、夜ご飯の時にでもまた会えるから!』
『じゃ、俺部屋戻る。』
レンさんはあくびをしながら、リビングを去った。
『じゃあ、れいなちゃん!家の中案内するよ!』
『はい!!』
私はカケルさんの後をついていく。
『ここが脱衣所で、ここがキッチン!料理は基本リョウさんが作ってくれてるけど、俺らも交代で作ってるんだ。』
ふと冷蔵庫を見ると、曜日ごとに名前が振り分けてあった。
『あ、これですね??』
『そうそう!今日は、アラタの番だな!』
『今日はカレーライスにしようと思ってます!』
ヒョコッと壁から顔を出したアラタさん。
『私も手伝います!』
『本当ですか?!ありがとう!』
『私もここに住むからには、何でもやります!』
『、、なんでも??それはありがたいな。』
え?なんか今、、、。アラタさんの表情が、、
『じゃあ、家周ったあとキッチンにきて下さい!一緒に作りましょう!』
『あ、はい!わかりました!』
いや、気のせいだよね!!
アラタさんに限ってそんなこと、、
『次はこっち!』
アラタさんのことは考えすぎだと自分に言い聞かせ、再びカケルさんの後をついていく。