第14章 ダブルデート?!
『そしてー、このウサギがー、、』
私がお面を取ろうと近づくと、ユウさんは自分でお面を外した。
『俺のキャラじゃない、、』
確かにユウさんがウサギのお面してるのってなんか可愛いよね(笑)
『なんか似合ってなくて可愛いです』
私がそういうと、再びお面をつけ、ウルサイっと一言発した。
今、どんな表情してるんだろう、、
お面をヒョイっと取りたいけど、怒られそうだからやめておく(笑)
『ソウタはいいの?』
シュンが私たちの後ろを気にしていう。
『もうそろそろ帰るつもりだったから、みんなで一緒に帰る?』
カケルさんがそういうと、シュンはなにかを企んでいるような笑みを浮かべた。
『どうせならあのまま二人で帰らせようよ、俺らはマネージャーに呼ばれたから先帰るとか言ってさ!』
『あ、それいいですね!!!』
アラタもそれに賛同する。
チラッとクルミ達の方をみると、ソウタくんだけがそこにいた。
私は小走りでソウタくんのところへ向かった。
『クルミは?』
『トイレだよ』
『様子変だったけどなにかあった?』
『俺さ、観覧車で我慢できなくて、気持ち伝えたんだ。、、でも、クルミは俺のことそーいう風には見れないって、はっきり言われちゃってさ。』
『あーーー、、なるほど、、。』
それで、なんかギスギスした感じになってたわけね。
『私、クルミの本当の気持ち聞いてくるよ、あの子素直じゃないから』
とかなんとかいってるけど、そんなこと言って、自分はどうなのよって感じだよね。
自分の言葉がブーメランだわ。