• テキストサイズ

危険なルームシェア

第14章 ダブルデート?!



『あの、俺、、クルミの事が好きで』

『えっ?!』

私のあまりの驚きぶりに、ソウタくんはシーッと口に人差し指を当てた。

『お願いがあるんだけど、今度兄貴も連れて4人で遊びたいなーって思ってるんだよね。だから、兄貴に行けるか聞いてほしいんだ!』

『私が聞くの?』

『れいなさんが聞いた方が、確実に来てくれるからね、、。これ、俺のIDです。兄貴に聞いたら連絡してー!』


と、無造作にちぎられた紙切れをテーブルに置き、厨房へと戻って行った。

ソウタくんが戻ったのとほぼ同時にクルミが帰ってきた。


『飲み物のほかにもなんか頼んだの?』

『いや?なんで?』

『飲み物だけなのに、結構部屋にいたんだなーって!私も聞きたいことあるのにぃ、何話してたの?』

『あぁ、カケルさんの事だよ!ソウタくん、カケルさんの弟だったんだねー!』

『らしいね!カケルさんとは大違いだけど!顔似てるのに、性格がなんであぁも違うのか』


危ない危ない、、、。

下手にソウタくんのこと話せないなぁ。


それにしても、ソウタくんちょっとかわいそうだな、、。

確かに、カケルさんの方が紳士感満載だけどさ。



/ 182ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp