第14章 ダブルデート?!
店員さんのあとをついていくと、入り口から一番遠いであろう部屋へと案内された。
和を感じさせてくれる障子の扉を引くと、携帯をいじりながら待っていたクルミの姿があった。
『おまたせー!!』
『あ!!!れいなーーーー!!!』
私の姿を見た途端、掘りごたつから足を出し、携帯片手に抱きついてきた。
『クルミ元気そうだね!』
しばらく見ない間に、ショートカットだった髪の毛が肩下まで伸びていて、また一段と可愛くなっていた。
『れいなもなんか雰囲気変わったんじゃない?さらに女の色気でてんじゃぁあん!さては、、なにかあるな??私に隠し事はダメだよ!』
『さすがクルミ様!んま、色々話したいことあるんだよーー』
『包み隠さず全て話しなさいっ!、、の前に、まず飲み物頼もっか!』
そういい、テーブルの隅にある呼び出しボタンを押した。
店内に呼び出し音が鳴ると、すぐに店員さんがこっちにくる足音が聞こえた。