第14章 ダブルデート?!
寝る支度を済ませた私は、お酒のせいで火照った身体を醒ますために窓を開けた。
夜風がヒンヤリしていて気持ちがいい。
ベッドに入り、今日あった色々な出来事を思い返す。
なーんか、すっごい疲れたかも、、。
その時、テーブルに置いていた携帯がバイブレーションと共に動き出した。
こんな時間に誰だろ、、。
画面を見てみると、久々に見る名前。
私は考えることもなくボタンを押した。
『もしもし!』
『れいなー!!久しぶり!こんな時間にごめんねぇ』
こんな夜中に普通に電話をかけてくるやつ、、
『どうした?』
『いやー、なんとなーくれいなの声が聞きたくなったっていうかぁ』
『お前は彼氏か!』
こんな感じで特に用もないのに電話をくれる。
『クルミ、元気だった?』
『もっちろーーん!』
この子は昔からの腐れ縁の、桜木クルミ。
切っても切れないほどの大親友です。
卒業からもちょくちょく連絡はとってはいたけど、声を聞いたのは本当に久しぶりだった。