第13章 ヤキモチ
『お前がトイレ行った時、確かアラタもついていったよな』
『ま、まぁそうですけど、 、』
『なにもされなかったか?』
『そんな、、されるわけないじゃないですかぁ!大丈夫ですよ、、』
『ふーん』
なになになに!!
なんかすごい言いたげな顔をしているユウさん。
キスされました、なんて言えるわけないでしょ。
『れいなちゃん女の子なんだから気をつけないとダメだよ?』
『は、はーいっ』
カケルさんまで、、。
でも確かにアラタは要注意人物だよね、、
お酒入っても入っていなくても、小悪魔アラタはあの調子だもんなぁ。
完璧遊ばれてるから気をつけなきゃ、、。
そんなこんなで、両隣から注意をされている間に、我が家に到着した。
『お兄ちゃんついたよ!!ほらっ!』
助手席で酔って寝ている兄を叩き起こす。
『んーーーーッ』
本当にお兄ちゃんったら!!
お酒弱いくせに調子こくからぁ。
『あとは俺らに任せて先に戻ってて!』
『でも、、』
『お前だって酔っ払いなんだから、早く寝ろ』
『はーい、、』
2人の言葉に甘えてお兄ちゃんを任せ、私はそそくさと家へと戻った。