第13章 ヤキモチ
『お前さぁ、自分がどーなってっかわかってる?』
『へっ?』
私のとぼけ声に、はぁぁっとため息をつくアラタ。
『お酒入るとすんごいエロい顔になってんだよ』
『そんなの知らないもん、、』
『まぁ、鏡で自分の顔みたらわかるよ』
そういい、トイレへと背中を押される。
むぅぅ、、。エロい顔ってなんだよぉ、、、。
アラタに言われた通り、トイレの鏡をなんとなく見てみる。
『え?』
そこにはいつもの私じゃない、色っぽく目の色が濡れている人が見えた。
『これ、私、、?』
その時、急に腕をひっぱられトイレの個室に引き込まれた。
『ア、アラタっ!!なに?!』
『わかった?自分の顔』
『う、、うん、、。』
『そりゃあさ、あんな顔されてたら襲いたくもなるよね』
そして抵抗する間もなく、口を塞がれていた。
『んっ、、はぁぁ、、やめ、、、んっ』
力が入らない、、ただでさえ勝ち目ないのに、お酒はいったら余計に無理だよね、、。
『えっろっ、、』
そしてアラタの口は、少しずつ下に向かっていく。
『ここ、れいなの弱いとこ』
そういい、私の首をカプッと甘噛みする。
『んっ!!そこ、、ダメ、、』
『気持ちいいの間違いじゃなくて?』
私の抵抗も虚しく、アラタは楽しげに口角を上げながら私の弱いところを攻め続けた。