• テキストサイズ

危険なルームシェア

第11章 おちゃめ



事務所に向かう車の中では、いつものように他愛もない話で盛り上がっていた。

気がつくと目的地に到着していて、みんな一瞬で芸能人の顔になる。

さすがプロっ、、、。

偉そうなことは言えないけど、アイドルとしてのソレイユは本当にプロ感満載で、いつもチャラついているシュンでさえ真面目に見えてくる。


『みんなリハ頑張ってね!!』

ソレイユのみんなにそう告げ、私は一足先に練習部屋へと向かった。


私たちも早くソレイユに追いつかなきゃ。

ライブの最後に私たちの発表ライブだってあるし、のんびり練習してる暇ないよね。


やる気に満ちた足取りで練習部屋に入ると、アカナちゃんとアオコちゃんは既に集まっていた。

アカナちゃんってやる気ないように見えるけど、案外しっかり早めに来て練習してるんだな。


私が着いてから5分後くらいに、ミドリちゃんとキコりんも到着した。


『みんなおはよぉ、、』

『おっはっよーー!!!』


ミドリちゃんは、少し眠たそうに目を擦っている。

それにしてもキコりんは本当に元気すぎ。

朝からそのテンションで中々行けないよ、、、、。


5人でライブの話をしていると、廊下の方から気品のあるヒールの鳴る音が聞こえてきた。

/ 182ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp