第2章 通学ー強すぎる愛情ー
ガチャッ
部屋のドアが開いた。
「まい~」
「がっくん?どうしたの?」
私は冷静を装って話してみた。
でも、そんなことは13年間一緒にいた
がっくんに通用する訳が無い。
「まい・・・何かあったのは分かるんだけど・・・」
「・・・(ギクゥッ)」
私とがっくんの顔が近付いた。
「男の匂いがする」
なんて鋭い嗅覚!!!
「せいぜい男にキスでもされたんだろ・・・ってその顔は図星かよッ!?」
「・・・」
「どこの誰にやられたんだ!?言ってみろ!!!」
「・・・っ」
ペロッ
私の唇ががっくんになめられた。
「!?」
「洗浄洗浄」
「!?」
「どっかの汚い男にキスされたかもしれないしな」
「そ、そう・・・」